話題のあの人に生い立ちやお薦めスポットを紹介してもらいます

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どんな事業でギャルがギャルらしく社会で活躍する場を築いてゆくか。意欲が沸き立つなか、藤田さんが選んだビジネスは、芸能とマーケティングに文化です。子どもの頃から大好きだった音楽に関わる仕事、そして10代〜20代の女の子の興味、考えを形につなげるマーケティング。さらに未来に叶える夢と準備しているフィールドに文化があります。毎日を忙しく掛けまわる藤田さん。0地点からのスタートで、どんなビジョンを胸に、どんな日々を過ごしているのでしょう。
ギャルRevolution 〜決意〜
―― 10代で起業とは、少し早いようにも感じるのですが、何故、今だったのでしょう?
ギャル雑誌のモデルの撮影現場で、ある男性が吐いた一言に目覚めさせられたんです。

「お前らただのバカギャルは言うこと聞いていればいいんだよ」。耳を疑いました。思わず口に出てしまったという弁解があれば、どこか仕方ないなぁって、諦めていたかもしれません。けど、それっきり。それを言い放った相手(友人)を、彼は言い訳さえ必要としない相手と見たのですよね。ギャルは・・・、世の中のオチコボレであり、対等に存在しえない相手、そういう目で私たちを見ながら、仕事をしていたんです。

―― なんと・・・。
その彼の言葉でスイッチが入ったんです。 “ギャルでもできる、ギャルだからできる”ことを今、形にして表さないといけないと。
―― それは彼へ、それとも世間に向けて?
言葉を耳にした時には、その人、個人への苛立ちが高ぶりました。ただ時間とともに、彼の言ったことは、なにも彼が特別だから発せられたわけではないと思うようになったのです。ギャルへの偏見は、大小を問わず多くの人が持っていて、それが世間一般の目でもあるんじゃないかなって。街を歩いているとき、言葉では表さなくても、さげすむような視線や態度を感じることを何度も経験してきましたから。
 
―― では、今はどうでしょう? ギャルができることを証明する。その目標ができて何か変化がありましたか?
ずいぶん強くなれたと思います。卑屈になることもなくなりました。進むべき道に確信が持て、わからない人はわからなくていいという姿勢から、わかってもらえるための努力をするようになりました。ギャルであることを誇った生き方をするために、逃げ場を作らず、人の何倍も努力をしようと。認められるために努力をすることは昔から慣れっこで大変だとも思わないし、生きてる手応えを感じられて楽しめるので。
 
―― なんだかカッコいいですね。
いえいえ。ギャルの気質です、多分。負けん気が強くて、たくさんの人に認められたいんですかね。私らしく生きるって、きっとそうやって道を作る努力をしていくことなんだって、今感じています。
ギャルRevolution 〜会社設立〜
―― 会社の目指すところは何でしょう?
会社の名前、“シホ有限会社G-Revo”というんです。G-Revoは、Gal Revolutionの略で、ギャル革命を会社を通して起こすんです。

―― 革命を?
革命のコアに置いてあるのが、ギャルのイメージ改革。ギャルだからできるということを世間に知ってもらい、ギャルがギャルのまま、あるがままに受け入れられる社会となる足掛りになりたいんです。

身なりで判断され、働きたくても、ギャルのままでは拒否されることが多いのですが、ファッションやメイクは自分らしさの一環で、それを変えるということは、内面だって変化せざるを得ません。

―― イメージ改革と起業、その関係は?
中途半端にいると、周りは何も変わらない上、形にして表さないと、自分も口だけで終わってしまいます。色々なやり方でイメージ改革はできるのかもしれませんが、会社という形が社会や大人たちへの対等な表現の場となり、ビジネスでの成功が一番の説得力になると思いました。

―― ビジネスでの成功が?
はい。IT系の会社など特に、スーツではなく、普段着で出勤しても大丈夫であったり、ファッションに縛りがないところが増えましたよね。世の中で証明される結果を出せたら、個人の外見によって判断されることがなくなるのかなって。だったらギャルだって認めさせられる。ギャルだけが特別に偏見を持たれることがないよう、ギャルというファッションもひとつの個性として認められるだけの実績を私が作ってやるって、会社を創りました。

―― 認められるではなく、認めさせる根拠をつくるといった感じですか?
そうですね。それが学校と会社の大きな違いのひとつであると感じます。

―― なるほど。では、会社を興す前と後とで、生活は変わりましたか? 大きな目標を前に、逃げ出したくなることはないですか?
生活は随分変わりました。今は、会社のことが気になって、何もしていないことが落ち着きません。会社として動き出したからには、関わる人、影響を受ける人も多く、その分私がしっかりしなくちゃ、と、自由な時間があれば、その時間でできることを探します。逃げようと思う隙間を作れない状況ですかね。

―― 休む日もなく仕事を?
私がすごいと思う人たちに追いつくには、あらゆることを習得する時間が必要で、じゃぁ、そこに注げる時間がどこにあるかといえば、休日と寝る時間ですよね。会社の休みを、日曜日としていますから、そのお休みの日と寝る時間を減らして、自分が必要な勉強をしています。そのときは、「負けてられない」、その気持ちで頑張ります。

ビジネスの場は、自由で公平であるけれど、その分厳しさもありますから。その厳しさに打ち砕かれないよう、今は努力を惜しんではいけないと感じています。
ギャルRevolution 〜夢叶えるまで〜
事業の3本柱としていることは、マーケティング、文化、芸能です。

―― マーケティングとは?
例えば、香水など、いいものを造る会社が多い中、どんなものを若者が欲しているか、どんな売り方をしたら「買いたいっ」て思われるか、その企画提案を行います。横つながりの人脈や、私を慕ってくれるみんなに意見を聞いたり、市街調査から統計をとるなどして、最終案をまとめます。

―― では文化とは?
文化は、守りたいと願う日本文化と、現在、事業として計画している学校を表します。5年計画で進めているものが、カフェテリアスクールといって、あらゆる業種、ジャンルで活躍する講師を迎え、教壇に立ってもらうのです。建築家だったり、美容師だったり、インターネット業界に詳しい人であったり。

―― なぜ学校を創りたいと?
向いているのか、10代で見つけられない人は沢山いると思います。10代に限らず、バイトを繰り返し自分の道を探している20代、30代の人も。もし、あらゆる業種をひとつの場所で学んだり、体験できる学校があったら、きっと多くの人が早い段階で進路を見極めることができると思うんです。

―― それは興味惹かれますね。
はい。現役で活躍している人が講師になるので、職場がどう動いているかリアルタイムで知ることができますよね。求められること、学んでおくべき知識や技術にどんなものがあるか、具体的に知って実践してみることで、自分だからできる、自分らしい道を選択出来ると思うんです。

―― 確かに。学者ではなく、現場の人が指導してくれる学校。かなり楽しくなりますね。
学校に行きたくない理由があったとしたら、きっと人それぞれ違うのだろうけれど、授業を受ける、この受身の立場が窮屈にさせてしまうのだと思います。

フリーターや、ニートと呼ばれる若者、ひきこもりをしてしまう子も、社会に出たくないわけでも、働きたくないという怠け心が原因でもなくて、学ぶこと、働くことに興味なくはないけど、何をしたらよいのかわからない。働きたいという分野の仕事や、知りたいと興味をそそる仕事と出会う機会がなかった、ただそれだけのことだと思うんです。

けど、今の社会はそれを探すことが難しい。だから、楽しいと思える仕事と出会うきっかけを探せる学校があれば、きっと社会も、もっとよくなると思います。それに、そんな学校にまず、私が通いたいです。

―― 入学希望者が殺到しそうですね。では最後の柱、芸能の分野では何をされていますか?
芸能では、音楽を中心に、著作権の管理から、プロモーションまで、芸能事務所の業務を行っています。学校というアイディアは、起業してからしばらくして思い立った考えですが、音楽に関しては、会社を興す際、最初に取り組みたかったことです。

―― 音楽には思い入れが?
音楽は、人の心へ直に訴える力があります。色々な考えがあり、生き方をしている人がいるなか、裸の心に響かせ動かすことができるのが音楽です。

高校時代に、今もお付き合いいただいている作曲家さんとの出会いがあり、歌うことを始めました。表立った行動はとっていませんでしたが、音楽が私の生活で欠かせない要素となり、いつか自分も音楽で人に感動を与えられる仕事ができたらという夢は持ちつづけていました。

―― その夢は今、現実に?
音楽って、聴く人へは何よりもストレートに向かうのに、仕事となると法律含め、領域は広く深く、クラクラするほど学ぶことが多くて・・・。まだ駆け出しです。

―― 続けられそうですか?
音楽は心から好きで興味あることなので、どれだけ大変で、時間と労力を要しても、やり遂げます。好きなことでないと自分に言い訳つくってしまい、途中でめげてしまうこともないとは言えませんが、好きな気持ちは本物ですから。それに会社を支える事業です。必ず成功させます。

―― 10代にして起業し、着実に事業を拡大させつつある藤田志穂さん。インタビューの間、真直ぐな視線で語る彼女の姿勢に、思わず惹き込まれました。自分を信じた生き方。自分も他人もごまかさないで生きる迫力。それら彼女の存在力が言葉にせずとも伝わる説得力になっていると感じました。
【処】街のあの人がお勧めするとっておきのスポットをご紹介!
SHIBUYA109  (しぶや109)
シーズン別・テイスト別・流行ものと、何度訪れても飽きさせないアイテムが揃う SHIBUYA109 。
渋谷のシンボルであり、20歳前後の女の子を中心に、ファッションのお手本にもなっているSHIBUYA109。最近は、「強め」、「女から見てカッコイイ」、「媚びない」といった海外セレブにイメージされるファッションの人気が高く、ショップには流行のアイテムが数多く取り揃えられています。 藤田さんがよく利用するショップは、「moussy」と「SLY」。一見シンプルで、落ち着いているのに、ディテールは大胆であったりと、シンプルかつスパイスの利いたアイテムが揃っています。
SHIBUYA109
住所 渋谷区道玄坂2-29-1 [地図をみる]
電話番号 03-3477-5111(代)
営業時間 ショッピング(地下2階〜7階)AM10:00〜PM 9:00
レストラン(7・8階) AM11:00〜PM10:30
交通手段 JR 「渋谷」駅から徒歩 3 分
店舗数 117店舗(2005年6月現在)
 
街の案内人プロフィール
藤田 志穂 さん

▲ WIRED CAFE 渋谷Qフロント店にて
1985年 千葉県生まれ

高校時代から「ギャル」スタイルを貫き、誇れるギャルであるよう、無遅刻無欠席など、学校生活、バイト、遊び、とすべてに全力で取り組んできました。同時に、世間の大人たちのギャルに対する評価の低さや偏見をくやしく思い、ギャルでもできる、ギャルだからできることを証明しようと19歳にして、会社を興します。

現在は、従業員3名を抱え、音楽から若者向けの商品マーケティングまで、幅広い業界で活躍中。

オフィシャルサイト:
http://www.sifow.net/
連載中のブログサイト:
http://blog.livedoor.jp/sifow/
「自分がやれることを精一杯やって、それが社会貢献にもなったら最高」
「悩む時間はもったいない。何がしたいか分からないなら、動いちゃえー!って、無理やりでも動く。ちゃんと前に進めているんですよね」
「常に有言実行。言ったことは必ず実行する。それが私のプライド」
「なんでもできるより普通でいい。『信用して任せられる』。そう言える人が自分の周りにどれだけいるか、それが大事」
>>Vol.1「縁 〜日常の風景〜」へ    



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